ここち鳥の想い

これまでの私は、頭でぐるぐる、キリがないほど考えて、考えて、考えて。笑。考えることで疲れ切っていました。

 

自分が疲れ切ってしまっていることに気づけないくらいに。時には不安でいっぱいになったり、無気力となったり。。

 

 

「自分はどうしたいのか？」ではなく「私はどうすればよいのか？」と正解のようなものを探していた私。

 

そして、周りと比べてできていない所をみつけては、自分をダメだと思って否定していました。

 

 

考えることが悪いということではないのですが、

私は、自分の中にある「正しさ」や「思い込み」、社会の「常識」、漠然とした将来への「不安」などに囚われ、

 

ただただ『どうすればいいのか？』『これで間違っていないのか』などということを、考えていたので、

 

 

『わたしは本当はどうしたいのか？』

『わたしは、今何をどんな風に感じているのか？』

 

ということを後回しにしてしまっていたように思います。

 

 

そんなもやもやした気持ちを抱えながら、

 

旅行でふと立ち寄った琵琶湖のほとりで、ゆっくり湖面を見たとき、

 

音のない、緑に囲まれたその場所で、透き通った水面をみつめていたら

 

自然と、心と身体がスーッとラクになっていく感じがしたのです。

 

私にとっては、とても不思議で初めての感覚でした。

 

そして、無気力だった私に、やりたいことが少しずつ見えてきたのです。

 

 

あとでそのことを振り返ると、まるで、自分が鳥になって、湖のほとりに羽を休めに来たかようなそんな感じがして、

 

 

人も鳥たちと同じで、こころやからだが軽くなったら、また自分の力で自分の飛びたい場所を感じて、飛んでいけるのだと。

 

そんな風に感じました。

 

（そしてそんな場所を作りたい。その想いで、やすらぎサロンここち鳥をオープンしました。）

 

 

 

これまでは、看護師として、病院や施設で働かせていただいていましたが、今は、個々の方々と、ゆっくり自分のペースでみなさまとお逢いしたいと思い、今のかたちをとらせていただいています。

 

これも、わたし自身が感じて飛んできたいと思って来た場所だと思っています。

 

 

 

 

 

それぞれが飛び続け、走り続ける毎日。

 

そんな日々の中、ホッとくつろいで羽を休める、あなたの止まり木、

 

 

あなたのふんわりとした笑顔が自然とほころぶ、

 

そんな場所にと、想いを込めて。

 

 

 

ここち鳥

 

雲晴　まつり